中学受験の塾代は高いですよね。学年が上がるごとに塾代は高くなり、6年生では年間約100万円が必要な塾もあります。
入塾時の4年生ではそれほどかからなかった塾代も、いっきに高くなりますね。
「えっー!こんなに高いの!?」と思いますよね、私も思いました。
「中学受験させたいけど、こんな高い塾代払えるかな?」
「中学受験をあきらめた方がいいの?」
と心配になってしまいますよね。
でも、子どもが中学受験をしたいというのなら、やらせてあげたいし、塾代が高いからという理由で反対をしたくないですよね。
この記事では、中学受験の塾代が払えるかどうか不安な方や、塾代が高いことで中学受験を諦めるか迷っている方、塾代が高くても諦めたくなくていい方法を探している方に向けて、
「塾代の節約方法」や「中学受験の塾代はパートで賄えるのか」などをご紹介していきます。
小4の長女を中学受験塾に通わせている我が家の塾代も公開しながらご紹介していきますので、それぞれの家庭にあった、中学受験の塾代のかけ方を見つけることができますよ。
中学受験の塾代が払えない!受験を諦めるべき?
「君たちが合格できたのは、父親の経済力、母親の狂気」という、中学受験を描いたドラマ「二月の勝者」の一番初めの場面にも出てくるセリフにもあるように、中学受験をするためには塾代が大きくのしかかってきます。
しかし、塾代が払えそうにないからといって、中学受験を諦めなくても大丈夫です。
超難関校、難関校への受験は難しいかもしれませんが、偏差値50~60くらいの中堅校と言われる中学校なら塾なしでも合格する可能性はあります。
また、公立中高一貫校は「学力検査」ではなく「適正検査」や「作文」での入試になることから、小6からの受験勉強でも間に合うと言われています。
もちろん、塾にいっさい通わないのであれば、家庭での受験対策は必要になります。
しかし、高い塾代が払えなくても、志望校を検討すれば、中学受験は可能ですよ。
中学受験の塾代を節約する方法
「中学受験の塾には通わせたいけれど、塾代を節約する方法ってないの?」と思っている方に
塾代を節約できる方法をご紹介します。
- 塾の特待生になって塾の費用を免除してもらう
- 入塾の時期を遅らせる
この方法で塾代が節約出来きますよ。
塾の特待生になって塾の費用を免除してもらう
塾には「特待生」という制度がある塾もあります。成績優秀な生徒に対して、入塾金や授業料の免除や割引を行う制度です。
特待生制度
校内の学力診断テストにて(早稲田アカデミー)
1~20位 小4基本コース 授業料半年 無料
21~100位 小4基本コース 授業料半年 半額
塾によって判断材料となるテストや制度はさまざまですし、制度がない塾もありますが、「特待生制度」がある塾なら、利用すると塾代の節約になりますね。
入塾の時期を遅らせる
通常は新4年生になる3月から中学受験の塾に入るのが一般的ですが、4年生は受験を意識するよりも、基礎をしっかりと固める時期になります。本格的な受験勉強は5、6年生になってからなので、4年生では家庭で、基礎固めをするという方法があります。
私の子どもが通う塾の保護者説明会でも言われていましたが、
算数の発展的な問題は4年生の時点では、出来なくても問題ないようです。6年生までに出来れば大丈夫とのことでした。基本問題がしっかりと出来ることが大切と言われました。
国語は漢字を覚えること、語彙を増やすことが大切だそうです。入試でも4年5年の漢字が頻出されるようです。
4年生の時に基礎固めを家庭で行って、入塾時期を短くすると塾代の節約になりますね。
中学受験!4年生で自宅でできる基礎固め
家庭での基礎固めと言っても学校の教科書やテストよりも難しい問題に慣れておく必要はあります。
基礎をしっかりと固めるために、家庭で使える方法として以下のものをご紹介しますね。
スタディサプリ
月謝が2178円と、とても安く、中学受験対策コースが設定されています。中学受験塾の講師や、本も出版している有名講師の方の授業動画が分かりやすいと評判です。
Z会
中学受験コースがあり「通塾に引けをとらない受験対策を実現」とされています。家庭学習で面倒なスケジュールの管理も行ってくれます。
市販の問題集
中学受験の大手塾が発行しているものや、ハイレベルな問題がある問題集などがあります。基礎を固めながら、少し発展的な問題にも家庭で取り組めます。
子どもに合った方法で、塾代を節約してみてくださいね。
中学受験の塾以外の節約方法
高額な中学受験の塾代を払うためには、節約が必要になってきますね。塾代は削りたくないという方に、中学受験の塾以外の節約方法のご紹介をします。
習い事の見直し
習い事にいくつも通っている方は、見直しをしてもいいですね。
子どもがあまり楽しんでいない習い事や、送迎に時間がかかってしまう習い事は整理してもいいです。学年が上がると、塾の日数も増えてきますので、中学受験に集中するためにも、習い事の見直しは必要です。
家計の見直し
家計で節約できるところを探せば、塾代が捻出できるかもしれませんね。
保険にたくさん入っていたり、携帯料金の見直しなど、固定費を削減できると毎月決まった額が節約できるようになります。
あとは、外食を減らして、家で少し豪華な食事を作ったり、娯楽費を見直してお金のかからないところに出かけるようにして楽しむなど、節約しながらも満足できるように出来ると、ストレスがたまらず上手にお金を貯めることが出来ますよ。
もちろん、これらの節約方法で、塾代をすべて賄うのは難しいと思います。
しかし、塾は中学受験に向けて頑張っているお友達の中で学ぶので、「自分も頑張ろうと」子どもの刺激にもなります。自宅学習では、モチベーションを保つことは難しいです。塾以外の節約で、子どもの頑張りを少しでも応援してあげられるといいですね。
中学受験の塾代はパート代で賄える?
中学受験の塾代は高いので、塾に入ったらパートを始める方もいます。塾代はパート代で賄えるのかが気になりますね。
それぞれの塾の料金設定にもよりますが、
扶養内でのパートを考えている方は
6年生の塾費用は、パート代だけで賄うのは厳しいです。
しかし、塾の費用があまりかからないうちに、
6年生分を見越して貯めていくという方法もありますね。
塾の費用は学年が上がるごとに、高くなるからです。4年、5年生に比べ、6年生は教科や選択演習、模試なども増えてくるんですね。
中学受験塾は、どれくらいの費用が掛かるのか調べてみました。
中学受験塾大手4塾(サピックス・日能研・四谷大塚・早稲田アカデミー)の入塾金と塾の費用の平均は以下の通りです。
- 入塾金平均:24,750円
- 塾費用平均:以下表参照
学年 | 平均金額(年額) |
---|---|
1年生 | 217,800円 |
2年生 | 224,400円 |
3年生 | 231,000円 |
4年生 | 379,500円 |
5年生 | 504,702円 |
6年生 | 615,978円 |
この金額に夏期講習代、冬期講習代が入ってきますのでもっと高くなります。
サピックスの6年生では、年間約100万円かかります。
比較的リーズナブルと言われている日能研では約75万円程度かかります。
模試の金額や教材費が別途かかるともっと高くなりますね。
我が家(地方在住)の塾の費用
4年生 約26万円
5年生 約41万円
6年生 約61万円
合計 128万円
6年生になると週4で塾に行き教科特訓や志望校演習などが入ってくるので塾代がかなり高額になっています。それ以外に選択で対策講座などを受講していくとさらに高くなりそうです。
我が家も6年生で塾代が高くなることは分かっていたので今のうちに用意しておこうかなと思っています。
もちろん、パートを週何日するのかやそれぞれの塾によっても違いますから6年生でもパート代だけで賄える方もいます。
しかし、6年生になると中学受験の塾代は高くなるのは確実ですので先にどれくらいの金額が必要なのかを把握して、用意しておくといいですね。
【まとめ】
中学受験の塾代が払えない時に、節約やパート代で賄えるのかをご紹介してきました。
各見出しごとに、簡単に分かりやすく、まとめておきますね。
・塾代が払えそうにないからといって、中学受験を諦めなくても大丈夫です。志望校を検討することにより、中学受験は可能です。
・中学受験の塾代を節約する方法は「塾の特待生になって塾の費用を免除してもらう」
「入塾の時期を遅らせる」ことです。
・中学受験の塾以外の節約方法は、子供の習い事を整理したり、家計の固定費や外食代、娯楽費を見直す方法があります。
・6年生の中学受験の塾代を、パート代で賄うことは厳しいです。学年が上がるにつれて、塾代は高くなりますので、低学年からの準備をしておくと安心です。
中学受験では絶対に塾に通わないと合格できないということはありませんが、塾に通うことによって、子どものモチベーションに関係なく勉強する環境を与えることが出来ます。また、塾の仲間と一緒に競い合うことも出来ます。
ご家庭に合った方法で、塾を利用し、中学受験を目指してくださいね。