現代文のカリスマ講師である出口汪先生の、出口式日本語論理トレーニング。
東大に4人の子供たちを合格させた「佐藤ママ」もおススメしている問題集です。
子供の国語の問題集を探しているかたなら、ご存じの場合も多いですよね。
しかし、日本語論理トレーニングって
「どんな特徴があるのかな?」
「どんな使い方をすればいいの?」
と疑問に思っている方もいらっしゃいますね。
この記事では、日本語論理トレーニングを小4の娘に使わせている私が、日本語論理トレーニングの使い方や特徴、実際に使ってみた感想をご紹介します。
この記事を読めば、日本語論理トレーニングの使い方が分かります。
また、購入に迷っている方は、参考になる情報が発見できますよ。
日本語論理トレーニングの使い方は?
出口先生がおっしゃる論理力とは「考えの筋道を見つける力」のことです。
日本語論理トレーニングは、この論理力をトレーニングする問題集です。
我が家での使い方は、日本語論理トレーニングの他に漢字や語彙、長文問題のある問題集と併用しながら使っています。
日本語論理トレーニングは接続詞や指示語の使い方、言葉の繋がり、文章と文章の関係性がよく分かるようになっています。
しかし、通常の国語の問題集にあるような「漢字」や「語彙」の練習は出てきません。また、長文の読解問題も多くありません。
出口先生は、「活字体験の上に、論理力をトレーニングすると成績が上がる」とおっしゃっていました。
文章を理解するには、漢字を覚えていたり、語彙が豊富だったり、読書に慣れていないと難しいようです。
その力の上に「筋道を見つける」論理力が加わると、より文章が理解できるようになります。
国語の基本的な問題集にプラスして、少しずつ進めていくことをお勧めします。
日本語論理トレーニングの特徴
日本語論理トレーニングの特徴をご紹介しますね。
言葉の規則を丁寧に学習できる
論理力とは「イコールの関係」「対立関係」など、言葉の一定の規則にしたがった使い方が出来ることです。
また、文章や情報を理解する力、さらにそれに基づいて考える力も論理力とされています。
この問題集では、接続詞や指示語の学習が丁寧に出来るようになっています。
算数・理科・社会の問題もある
論理力は、算数・理科・社会すべての教科の土台になります。その考えから、日本語論理トレーニングでは、算数の計算の筋道を考える問題や、理科の実験の手順、社会の資料の読み取りの問題も入っています。
日本語論理トレーニングは、普通の国語の問題集とは少し違って、言葉の使い方や規則について学習する問題集になります。
1学年に3冊ありステップアップ
日本語論理トレーニングは「基礎編」「習熟編」「応用編」の3冊に分かれています。
これが、小1~小6まであります。
接続語の使い方など、それぞれの学年に合わせた内容で何度も学習するようになっています。
≪基礎編≫
言葉の役割、関係性、規則性について学んでいきます。
なんとなく文章を読み書きするのではなく、日本語の規則を理解して読み書きする力を学習します。
言葉の規則性の理解が主なことなので、通常の読解問題集のような長文は、入っていませんでした。
≪習熟編≫
まとまった文章を理解することが目標とされています。接続語・指示語の学習から一文と一文の論理的関係を意識して学習します。
接続語の理解を深める問題が多いです。少し長い文章問題も出題されており、結果から原因を見つける問題や、文章の要約の問題も入っています。
≪応用編≫
応用編では、まとまった文章全体を論理的に理解していきます。学年にあった内容の物語文や説明文の読み取りの問題があります。
また、理科、社会、算数の問題文を読み解いて理解する問題も入っています。
日本語論理トレーニングを小4の娘が実際に使ってみた感想
我が家では、小4の娘に日本語論理トレーニングを毎日させています。
小3の冬くらいから始め、小2の基礎編からスタートしました。
小4の娘は今、小3の習熟編をやっています。
子供一人でも分かりやすい
子供が一人でも分かりやすいように書かれています。
まずは説明文をよみ、そのあと問題を解いていくようになっています。
接続詞の使い方など、表に分かりやすくまとまっていて、あとから見返しやすくなっています。
キャラクターが親しみやすい
男の子、女の子、イヌが出てきて、一緒に学習を進めてくれます。
子供にとっては、親しみやすいようでした。
学年に応じた難易度で学習が出来る
接続詞の使い方や、指示語など、その学年に応じた難易度で何度も出てきます。
一度の学習では子供は忘れてしまうので、何度も学習出来ることがありがたいです。
解説が詳しい
解説もとても詳しく書かれており、分かりやすいです。
どうしてこの答えになるのかを、順を追って丁寧に書かれています。
「まず、ここから考えていくんだ!」と分かりやすい解答が付いていて、親が子供に説明しやすくなっています。
算数、社会、理科の問題もある
計算は訓練で上手になると思いますが、そもそも文章が読めないと立式が出来ません。
私は、「論理的に読むことが出来れば、どんな教科も力がつく」という考えに共感しています。
算数では、四則計算にカッコのある計算がありました。計算の順序を論理的に理解すれば、正確に解くことが出来る内容です。
社会では、資料を正しく読み取る練習
理科では、実験の筋道を考える練習
の問題がありました。
このような問題を見ていると、全ての教科の土台は論理力なんだなと感じます。
語彙が増えるような問題が少ない
長文の読解問題集などを解いていくと、いろいろな文章を読むので語彙力のアップにもなります。
しかし、日本語論理トレーニングだけでは、語彙力アップは難しいと思います。
長文が理解できるようになるには、同時に語彙力が必要になりますので、読書や別の問題集で補ったほうがいいかもしれません。
とてもいい問題集だと思うので、我が家では6年生まで続けて使っていくつもりです。
日本語論理トレーニングを選んだ理由
我が家が日本語論理トレーニングを選んだ理由は下記になります。
・接続詞の勉強をさせたかったから
・問題集に算数や社会も問題も入っていて、論理力がつき他の教科の成績にもつながるかもしれないと思ったから
・問題数が少なくて、宿題の後に毎日少しずつさせるのに、ちょうどよかった。
・ネットで評判がよかったから
娘は、小3の宿題で接続詞の問題が、全然出来ていませんでした。親からしてみれば「何でここでこれを選ぶ?」と思いましたが、私も、明確な説明が出来るわけでもないんです。
そこで選んだ問題集が、日本語論理トレーニングでした。
日本語論理トレーニングの評判
日本語論理トレーニングを購入しようか迷っている方には、他の方の評判も気になりますよね。
日本語論理トレーニングの口コミをまとめました。
理系が好きな子も、はまりそうとの感想です。
日本語論理トレーニングの応用編の算数の論理的な考えが、実際の算数にも役に立ったようです。
はじめに難しすぎる国語の問題集を与えてしまい失敗。
その後、日本語論理日本語論理トレーニングはクイズ感覚で進めていたようです。
「は」「が」「に」の使い方を学ぶのに、ちょうどいい問題集だったようですね。
口コミを見てみると、低学年からやっている方が多いようでした。
論理的な考えの練習や、文法の学習に使用してみるといいですね。
日本語論理トレーニングまとめ
●我が家での日本語論理トレーニングの使い方は、
漢字や語彙、長文問題のある問題集と併用しながら使っています。
漢字や語彙、読書の経験の上に論理力が加わると、文章が理解できるようになるからです。
●日本語論理トレーニングの特徴
・言葉の規則を丁寧に学習できる
・1学年に3冊ありステップアップ出来る
・算数・理科・社会の問題も入っている
●日本語論理トレーニングを小4の娘が実際に使ってみた感想
・子供一人でも分かりやすく書かれている
・キャラクターが出てきて親しみやすい
・学年に応じた難易度で何度も日本語の使い方の学習が出来る
・解説が詳しい
・算数、社会、理科の問題もあって練習になる
・語彙が増えるような問題が少ない
●日本語論理トレーニングの評判は低学年から使っているという方が多かったです。
・理系好きにもはまりそう
・日本語論理トレーニングの応用編の算数の論理的な考えが、実際の算数にも役に立った
・日本語論理日本語論理トレーニングはクイズ感覚で進められる
・「は」「が」「に」の使い方を学ぶのに、ちょうどいい問題集
といった評判がありました。
言葉の使い方を小学生に説明することは、意外に難しいです。
そんな言葉の規則性を学習するのにピッタリな問題集ですので、試してみてくださいね。