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百ます計算のデメリットと効果!やり方やコツなどを紹介!

算数の計算練習の方法の一つで、「百ます計算」を知っている方も多いですよね。私の子どもが通う小学校でも、授業中にやっていたり、宿題に出たりしています。

計算が得意になると言われている百ます計算ですが、どうやって子どもにやらせたらいいのか気になりますよね。また実際の効果やデメリットはあるのでしょうか。

この記事では、これから子どもに百ます計算をやってみたいなと思っている方に向けて、百ます計算の正しいやり方、効果やデメリットなどをお伝えします。

子どもに百ます計算をさせたことがある私が、実体験をもとにご紹介しますので、百ます計算の効果が分かりますよ。

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百ます計算のデメリット

我が家では百ます計算を小3の夏休みから始めました。目標を「2分」として足し算・引き算・掛け算を頑張りました。夏休み中にどれもタイムが2分を切ったのでそこでやめてしまいました。

実際に百ます計算を子どもにやってみたデメリットと、効果をお伝えします。

※我が家の場合、デメリットは特にありませんでした。

世間的に言われているデメリット

  • 字が汚くなる
  • 単純計算になれると、思考力が育たず、応用問題が出来なくなる
  • 適当な答えを書くようになる
  • タイムの遅い人を馬鹿にする
  • 他の人との競争が苦手だとプレッシャーになる

百ます計算にはこのようなデメリットがあるようですが、うちの子にはどれも当てはまっていないように思います。

答えを早く書かないと、タイムが上がりませんので早く書くようにはなりましたが、きちんと読める字で書いていました。

思考力にも影響はないです。何十分も百ます計算をするわけではなく、1日1回の2分程度です。その他にもじっくり考えるような文章題も一緒に練習していけば問題ないですよ。

百ます計算の効果

百ます計算の効果

  • 計算が早くなった
  • 計算間違いが少なくなった
  • 桁数の多い計算でもめんどうに思わず解けている

これが百ます計算でうちの子にあった効果です。

計算ミスが減ったことが、一番の効果でした。掛け算のひっ算などでは、掛け算と足し算を何回も連続でしますので、どこかでミスしていると最終的な答えも間違ってしまいます。

計算ミスが減ったので、テストでの正解数も多くなりました。

もちろん、百ます計算のような単純計算よりも、難しい問題を考えることが好きで算数が得意な子もいます。

しかし、どんな学習方法でも合わない子というのはいると思いますので、子どもの様子を見ながら行ってみてくださいね。

そうすれば、計算スピードは確実に早くなりますよ。

百ます計算の正しいやり方

百ます計算には正しいやり方があります。これをやれば効果的に力がついていきますので、やってみてください。

同じ問題を2週間やる

2週間同じ問題を繰り返し練習します。一定期間、同じ問題をやる方が効率がいいそうです。

毎日同じ時間にする

集中というのは習慣化によって高まるので、毎日のルーティーンにするのがおススメです。「学校から帰ってきて、おやつを食べたらやる」というように決めるといいですね。

できれば1日2回する

朝1回、夕方1回の1日2回やることによってより効果が高まります。

必ずタイムを計る

必ず百ます計算のタイムを計るようにします。

タイムが上がると過去の自分と比べて成長したことを感じて嬉しくなり、自信を持つことができます。はじめの1週間はなかなかタイムが上がりませんが、継続していると必ず上がりますよ。

タイムを記録する

百ます計算のタイムを記録するようにします。タイムは最大2週間で半分になる子もいるそうです。

毎日のタイムを記録していると、だんだん上がっていくのが分かります。ゲーム感覚で楽しくなるようです。上がったら必ず褒めることで、次のやる気にもつながります。

毎日の目標を決める

「今日は2分を切るように頑張る」など毎日の目標を決めて始めましょう。

1年生の終わりくらいに「2分」を切ると自分のものに出来るようです。

できれば複数人数でやる

集中力は伝染すると蔭山先生はおっしゃっています。一人でやるよりも誰かと競い合う方が、集中出来てタイムも早くなります。

兄弟や親と一緒にやるといいですね。私も子どもの百ます計算に、毎日付き合っていました。

無理のない量で始める

百ます計算をやることが苦痛に感じると効果がありません。あまりに時間がかかる場合は、問題数を減らしたり、繰上り・繰下がりがないものから始めるなど、子どもに合った方法を探してください。

うちでも親子で百ます計算のタイムを競争していました。誰かと一緒に競い合いながらやることで

タイムも上がりやすくなりましたよ。

百ます計算を早く解くコツ

百ます計算は、低学年では早く解けるまで時間がかかると言われています。1年生の終わりまでに「2分」を切ることが出来れば、自分のものになっているそうです。

うちの子も3年生の夏休みに始めたころには、3分後半くらいかかっていましたが、足し算・引き算・掛け算と、どれも夏休み中に2分を切るまで続けました。

2分を切ったところで、やめてしまったのですが、4年生の4月に再度、百ます計算をやってみると、2分9秒とタイムはそれほど落ちていませんでした。

一度早く解けるようになると、時間が経っても計算スピードはそれほど変わらないようですので、頑張って続けてみてくださいね。

では、百ます計算を早く解くコツをお伝えしますね。

左の数字は覚えておいて、上の数字だけを見ながら解く

うちの子もはじめは、なかなか解けませんでした。どうやってやって解いているのかなと聞いてみると、何度も左の数字を見ているようでした。左の数字は変わらないので覚えておいて、上の数字を右に順番に足していくと解くのが早くなりました。

上の写真を例にすると左の列の「5」は一度見て覚えておきます。そして、「5+3」「5+7」と上の列の数字だけをみて□に書いていくと早く解けるようになります。

答えを覚えるまで解く

足し算なら繰上りの組み合わせを覚えるまで解く、引き算なら繰下がりの組み合わせを覚えるまで解くと早く解けるようになります。

「7+8=15」と考えなくても瞬時に出てくるようになると、早く解けるようになります。

百ます計算ドリルのおすすめ

百ます計算のおすすめドリルをご紹介しますね。

幼児から使えるものや、はじめて百ます計算に挑戦する前に「10ます」くらいから練習したいという方用のドリルなどあります。

陰山英男の徹底反復 百ます計算

シリーズ400万部の大ヒット商品です。2週間分同じ問題が入っています。値段もお手頃で嬉しいです。

陰山英男の徹底反復 プレ百ます計算

徹底反復百ます計算」の入門用ドリルです。

「百ます計算」は問題数が多くでやるのが難しい幼児や小学校低学年におすすめです。『十ます計算』を主に「百ます計算」へ確実にステップアップ出来ます。

はじめての 百ますたし算

一ます計算→十ます計算→三十ます→五十ます→百ます計算へと、無理なくレベルアップできます。

一ます計算では図も書いてあって子ども一人でも出来るドリルです。

小学館のページでは動画での説明がありました。

百ます計算まとめ

百ます計算のデメリットと効果!やり方やコツなどを紹介してきました。各見出しごとに要点を簡単にまとめておきますね。

・うちの子の百ます計算のデメリットは特にありませんでした。

百ます計算の効果は「計算が早くなった」「計算ミスが少なくなった」「桁数の多い計算でもめんどくさがらないようになった」ことです。

・百ます計算の正しいやり方は

  ・同じ問題を2週間やる

  ・毎日同じ時間にする

  ・できれば1日2回する

・必ずタイムを計る

・タイムを記録する

・毎日の目標を決める

・できれば複数人数でやる

・無理のない量で始める

になります。正しいやり方で効率よくやってみてください。

・百ます計算を早く解くコツ

 ・左の数字は覚えておいて、上の数字だけを見ながら解く

 ・答えを覚えるまで解く

足し算なら繰上りの組み合わせを覚えるまで解く、引き算なら繰下がりの組み合わせを覚えるまで解くと早く解けるようになります。

・百ます計算ドリルのおすすめ

・陰山英男の徹底反復 百ます計算

・陰山英男の徹底反復 プレ百ます計算

・はじめての 百ますたし算

幼児用や低学年用などいろいろな種類があります。

うちには小4と小1の子どもがおりますが、長女に百ます計算を1年生の時から始めていればよかったと後悔しています。

3、4年になってくると塾や習い事もあり、学校の宿題の量も多くなってきます。ゆっくりと時間が取れる1、2年生の間にしっかりとやっておけばよかったなと思っています。しかも1年生の算数は、ほぼ計算なんです。

これから、百ます計算をやっていこうかとお考えの方は、少し早いかなと思っても始めてみてください。時間はかかるかもしれませんが、きっと効果が上がりますよ。

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