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中学受験が離婚原因?理由と夫婦喧嘩をしない方法や対策のまとめ!

中学受験は、子ども一人で勉強の方法を考えたり、モチベーションを保つのは難しいので、家庭でのサポートが大切になってきますね。

そんな中、夫婦で意見が分かれてしまうと困ってしまいますよね。

旦那さんと志望校が一致していないとか、受験することに無関心とか、協力的でないとか、塾の費用をもったいないというとか、旦那さんと意見が合わないことは、よくあることです。

エスカレートすると離婚にまで発展してしまうケースもあるようです。

この記事では、中学受験がきっかけで夫婦仲が悪くなる理由や、夫婦喧嘩をしない方法・対策などを説明していきます。

これを読めば、今旦那さんにイライラしている原因が分かり、対策をすることで、円満に中学受験をすすめることが出来ますよ。

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中学受験が離婚原因に?

中学受験をする上で、旦那さんが協力的でないことや、意見が合わないことは珍しいことではないですね。

誰でも、ちょっとした喧嘩なら、あるはずです。

では、中学受験が離婚の原因になることはあるのでしょうか?

これは、「離婚」になる夫婦もいます。

中学受験に対する考え方の違いから、離婚になってしまうようです。

では、具体的にどういったケースで離婚になってしまったのかをご紹介しますね。

【ケース1】

旦那さんは公立への進学が普通とされる地方出身で、公立高校→国立大学。奥さんは、私立中高→私立大出身のご夫婦のケースです。

旦那さんは、幼いころは野球ばかりで、成績は良くありませんでした。しかし、中学高校時代は右肩上がりで成績が伸び、国立大に現役合格した経験から、中学受験には反対の姿勢でした。

旦那さんは、奥さんの私立中学受験の希望から、偏差値55以下の学校なら公立中に行かせるという条件付きで、受験を承諾しました。

旦那さんは中学受験を許可したにもかかわらず、子どもの受験勉強を妨害する行動をするようになりました。

この時期の子には「遊びが大切」と、小6の夏休みに実家に帰省しキャンプをしたり、模試の直前に映画に行ったりと、受験勉強の息抜きにしては、やり過ぎのようでした。

受験結果は、第一志望の偏差値55以上の学校には不合格になってしまいました。旦那さんに内緒で受けていたすべり止めの、偏差値50以下の学校は合格していました。

しかし、この学校に通わせるかどうかで、口論が続きました。娘さんもこの学校に通いたいというので、とりあえず奥さんが、入学手続きを済ませました。

その後も話し合いは折り合いがつかず、旦那さんが子どもの前で「そんなバカな学校に、高い金を払ってまで行かせる理由はない」といったことがきっかけとなって、奥さんは離婚を決意したそうです。

【ケース2】

旦那さんは小学校から塾に通い、私立の中高一貫校の卒業。奥さんは公立の中学・高校出身で塾にもほとんど通ったことがないという、正反対の学生時代を送ったご夫婦です。

中学受験前から、夫婦仲は良くなかったといいます。奥さんとは事務的な会話のみ。旦那さんは単身赴任で週末に子どもの勉強を見るためだけに帰ってくる状況でした。

旦那さんは「受験したことないんだから、あーだ、こーだいうなよ。」と奥さんの意見には全く耳を傾けない方でした。生活環境に関しても風邪を引かないように、細かく指示がありました。

しかし、受験直前に子どもがインフルエンザにかかってしまい、奥さんが責められたといいます。

中学受験によって、お互いの価値観の違いがよりクッキリとしてしまい、溝が深まり離婚に至ったということです。

このように、中学受験に対する価値観の違いから、夫婦の間に少しずつ溝が深まっていき、離婚に繋がってしまうんですね。

中学受験で夫婦仲が悪くなる理由は?

アクセラレーテッドラーニングジャパンが2019年8月7日に発表した調査結果では、「中学受験をはじめてから夫婦喧嘩が多くなった」と答えた人は34%になったことが分かっています。

中学受験において夫婦仲が悪くなる理由

  • 受験勉強に協力的でない
  • 子どもの成績が上がらない
  • お金の問題

などが、上げられます。

上記の理由を具体的に説明しますね。

受験勉強に協力的でない

奥さんばかりが、塾の送迎をしたり、勉強をみてあげたり、スケジュール管理をしたりと、旦那さんが全く受験のことに関して協力してくれない場合です。仕事が忙しく実務的なことは難しい場合もありますが、奥さんの相談にも無関心な旦那さんもいます。

そうなると、奥さんは「私ばかりが大変な思いをしている・・・」となってイライラが積もってしまいますね。

お金の問題

中学受験の塾は4年生からはじまります。4年生くらいでは、まだ塾の日数も少ないので、年間の塾代はそれほどでもないのですが、高学年になるにつれて、だんだんと高くなってきます。

奥さんは周りから情報を聞いていたり、自分で調べていたりしますが、旦那さんは奥さんから聞く場合がほとんどですよね。これが本当に必要なのか納得できていないために、夫婦の意見が食い違ってきます。

子どもの成績が上がらない

旦那さんは、いつも子どものそばについて勉強を見ることは出来ませんから、子どもの成績が悪いと「奥さんのやり方が悪い」という見方になってしまうことがあります。

そうなると「なんで私のせい?私だって頑張ってる・・・」と言い争いになってしまいますね。それを近くで見ていた子どもは、安心して勉強が出来ないので、また成績が上がらないといった負のスパイラルになってしまいます。

このように、夫婦間での受験に対する「考え方」「情報量」「価値観」の違いから、喧嘩になってしまうのですね。

中学受験!夫婦喧嘩をしない方法や対策

中学受験では、旦那さんが受験勉強に協力的でないことや、お金の問題、子どもの成績が上がらないことで喧嘩が増えるようです。

それでは、夫婦喧嘩をしないためには、どのようなことをすればいいのでしょうか。

夫婦喧嘩をしなくなる方法として以下の「2ステップ」で行ってみてください。

お互いがお互いを価値観が違うものだと認める

自分と全く同じ考えの人はいませんし、同じ価値観を持った人もいません。たとえ夫婦になったからといっても、全く同じとは限りませんね。まず、旦那さんは、自分とは違う考えを持った人ということを理解して認めてあげてください。

中学受験指導歴30年の小川大介先生は「子育てについての考え方や、教育についての考え方は、どのようにその人が生きてきたかによって形作られる」とおっしゃっています。自分の経験・体験したことや、親から言いきかされてきたことなどが、その人の教育観を作っているそうです。その教育観や、子育て観を否定されると、まるで自分が否定されたかのようになってしまします。

それぞれの人生の上に、教育に対する価値観が育つことを知った上で、旦那さんの考えを認めてあげましょう。

中学受験において「私たち」は子どもに何をしてあげられるのかを考える

次に、子どもが中学受験に成功するには、どうするのことがいいのか旦那さんと一緒に考えましょう。

今までは、旦那さんと奥さんがそれぞれに「私はこれをやっている」「あなたがこれをやってほしい」と夫婦別々に考えてきたと思います。

それを「私たちは」何ができるのかと、家族が一つのチームになったように考えてみてください。

「あなた」「私」ではなく、「私たち」とすることで、旦那さんも当事者という意識をもってくれるのではないでしょうか。

親の顔色をうかがいながらでは、子どもは受験勉強に身がはいりません。安心して勉強が出来る環境にするためにも、夫婦喧嘩はしないほうがよいですよね。

子どもの前で喧嘩しそうになった時の落ち着ける方法

毎日一緒に暮らしていると、夫婦喧嘩をしてしまいそうになるときもありますよね。子どもの前で感情的になってしまうこともあるかもしれません。

そんな時に、心を落ち着かせる方法をご紹介します。

・いったんその場から離れる

相手に感情的に言葉を発してしまいそうになったときには、いったんその場を離れましょう。「言わなくてもいい一言」を言ってしまい、喧嘩になってしまうかもしれません。

そして一人になって、冷静さを取り戻してください。

・「私」を主語にして話をする

喧嘩しそうになるときには「あなたが○○してくれない」「あなたが○○するから」と相手を主語にして話してしまいます。

主語を「私」にして話すようにしてみてください。

「私は〇○してほしかった」とか「私は〇○と感じた」とか私の気持ちを話すようにすると、旦那さんは自分が責められているという気持ちにはなりませんので、穏やかに話し合いが出来ますね。

私も「カチンっ」ときて喧嘩になりそうになったときは、トイレに行くようにしています。いったん冷静になって、「この話は、今子どもの前でしなくていいよな」など考えて後でしたりするようにしています。

「子どもの前で喧嘩はダメ」と思っていても、体調などによりイライラしてしまうこともあるものです。

そんな時に、お試しいただきたいと思います。

【まとめ】

中学受験がキッカケで喧嘩になる理由や離婚になるケース、そして喧嘩をしない方法をご紹介してきました。

各見出しごとに、分かりやすくまとめておきますね。

・夫婦間での中学受験に対する「考え方」、「情報量」や「価値観」の違いから、離婚になってしまうケースもあります。

・中学受験で夫婦仲が悪くなる理由は、「夫が受験勉強に協力的でない」「子どもの成績が上がらない」「お金の問題」が主な理由になっています。

・中学受験で夫婦喧嘩をしない方法や対策は「お互いがお互いを価値観が違うものだと認める」次に

「中学受験において『私たち』は子どもに何をしてあげられるのかを考える」この2ステップをすることです。

・子どもの前で喧嘩しそうになった時の落ち着ける方法は「いったんその場から離れる」「『私』を主語にして話をする」ことです。

「お互いの考え方や価値観は違う、そしてそれをまず認める」という考えは本当に大切だと思います。中学受験の喧嘩に限らず、使える考えですよね。私もこの考えを知らない時には、「何で私のことを分かってくれないの?」と思っていた時期もありました。しかし今では「そういう考えもあるね」と喧嘩にならずにすんでいます。

中学受験は家庭でのサポートが必須となってきます。母親が一人で頑張るよりも、家族全員で応援してあげる方が、子どもも嬉しいものです。

うちでも、主人がプリントの丸付けや、塾の送迎をしてくれる時には、それだけで子どもは嬉しそうです。

夫婦仲良くいることは、子どもにとって絶対によいことなので、少しでも出来ることがあれば、はじめてくださいね。

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