通信教育の大手である進研ゼミ。何かの資料請求をしたら、毎月DMが届くようになったなんて方もいらっしゃいますよね。
DMにはマンガが入っていて、子どもがやりたいと思うような内容になっていたり、赤ペン先生の努力賞プレゼントが魅力的だったりします。
学校以外でも何か勉強をさせたいから、「進研ゼミ」なんてどうかなと気になっている人も多いですよね。
「進研ゼミのデメリット・メリットってどんなところ?」
「実際に進研ゼミを使った人の感想が知りたい。」
「タブレットと紙はどちらがいいの?」と疑問に思ったり、迷っている方もいると思います。
この記事では、進研ゼミ小学講座を1年間使用した実体験をもとに、進研ゼミのデメリットやメリットなどをご紹介していきます。
進研ゼミを使用した子どものリアルな反応や効果もご紹介しますので、進研ゼミ小学講座がご自分の子どもに合っているかどうかが分かりますよ。
進研ゼミ小学講座のメリット
費用が安い
進研ゼミは、学年によって金額が違いますが、1ヶ月3180円~5830円(毎月払)で受講できます。
公文や、明光義塾の金額と比べてみました。
公文 1教科 週2回 7700円/1ヶ月
明光義塾 週1回(45分) 6600円/1ヶ月
公文や塾に比べて、進研ゼミは低学年だとかなり安く受講することができますね。
学習習慣が身に付く
学校の宿題以外で、机に座って学習する習慣が身に付きます。
1回10分~15分の学習になっています。集中力があまりない子どもにもおすすめですね。
子どもが興味を持つ付録がある
進研ゼミにはテキスト以外に子どもが興味を持って楽しめる付録が付いてきます。
ゲームで漢字や計算練習をするものであったり、実験セットだったりとさまざまです。
いろいろな方向から、子どもが興味を持つように工夫されています。
手軽に始めやすい
ネット申し込みでいつでもスタート出来ます。
教材もすぐに届くので、子どものやる気が冷めないうちに学習をはじめることができます。
家でいつでも学習出来る
コロナが流行する中、塾の教室に通って密になることを避けることができます。また、送迎の必要もないので、忙しいご家庭にも向いています。
進研ゼミ小学講座デメリット
強制力がないので学習が続かない
学校や塾のように授業はありませんし、一緒に勉強するお友達もいません。一人での学習になりますので、毎日の学習に強制力がありません。
これが教材が溜まっていく原因になります。学習習慣がついていない子は、まだ一人で始めることが出来ないことがあります。その場合には、何時からやるというように約束をして、親が見守る必要があります。
問題が簡単すぎる
勉強が好きな子には、問題が簡単過ぎてすぐに終わってしまうということがあるようです。教材には「実力アップドリル」というのが付いていて、難易度を選ぶことも出来ます。簡単な問題を繰り返して、基礎の定着をすることも出来ますね。
ゲームばかりする
チャレンジタッチ(タブレット)はお楽しみゲームが入っています。紙テキストでも計算練習をするゲームの中にお楽しみゲームが入っています。
これだけを一生懸命にやってしまう場合があるようです。その場合にはチャレンジの問題を解いて、アイテムがもらえたりする機能が付いているので、それも楽しむようにしていくといいですよ。
どんな教材にもデメリットとメリットはありますね。
子どもの性格や、やる気に合わせて使い方を工夫していくと、親子ともに満足に使えると思います。
進研ゼミ小学講座を1年間使用したリアルな感想
我が家が進研ゼミの受講をしようと思ったきっかけは、突然のコロナ休校がきっかけでした。
その当時、長女は小学2年生。まだ低学年で、親でも教科書の内容を教えられる時期でしたが、私の教え方で大丈夫なの?と不安に思いました。
どうやって教えたらいいのか知りたい、教科書以外で何か勉強させたい、休校中に宿題以外で勉強させたいと思って始めました。
進研ゼミ小学講座を1年間受講してみての感想は「受講してよかった!」です。
うちの子は教材を溜めることなく、楽しくやっていました。
進研ゼミ小学講座2年生を、1年間使ってのリアルな感想をご紹介しますね。
教科書の内容に合っていて予習・復習になる
入会時に学校名を入力することで、教科書や授業の進め方に合わせた教材が届きます。
我が家では休校中に予習が出来たので助かりました。学校が始まった後も、すんなりと授業についていけていました。
テキスト内の説明も分かりやすくて、子ども一人でも理解できる内容になっているので、助かりました。
親に向けた教えるためのポイントが書かれている
親向けに「考えるポイント」という教えるポイントが記載してあり、とても参考になりました。
親は分かっているけれど、子どもがどこでつまづいているのか、どこを理解させればいいのかが、問題ごとに示されていてよかったです。
教材を楽しむための工夫がされている
教材を溜めないようにするための工夫が、たくさんされていてすごいと感じました。
子どもが楽しんでいたこと
- チャレンジをする時間をアラームで設定
- チャレンジをするとキャラクターがパワーアップ
- 赤ペン先生をやったら鉛筆がもらえるキャンペーン
- 努力賞ポイントで景品がもらえる
どれも楽しそうに子どもはやっていました。
教材が溜まってしまうことが一番心配でしたが、この工夫のおかげと、親の声掛けでスムーズに進めることが出来ていました。
付録が充実している
テキスト以外にも付録が充実しています。
九九や漢字練習になるゲームがあったり、お風呂で九九が出来るルーレットがあったりと、子どもが遊びながら学べるようになっているところがすごいです。
テキストが終わったあとも、ちょっとした時間で漢字や九九ゲームをしていました。
「わくわくサイエンス」がおもしろい
毎月「わくわくサイエンス」という冊子が届きます。娘はこれが結構お気に入りでした。
内容も子どもが分かりやすいように、写真つきで載っているのでいろいろなことに興味を持つきっかけになりました。
今でもお気に入りで本棚に大切にしまっています。
赤ペン先生で100点をもらえると嬉しくてやる気がでていた
毎月の赤ペン先生の問題が返ってくることを、とても楽しみにしていました。
「花丸あるかな?」「何点かな?」など、先生とのやり取りも楽しそうでした。
全国の順位が出ることが刺激になってよかった
進研ゼミには年に数回、全国の順位が出る実力テストというのがあります。
他人と勝負することが好きで、負けず嫌いな娘は、全国で順位が出ることが刺激になったようでした。「100点を採れば1位になれる!」と頑張っていました。
進研ゼミ小学講座を1年間使用したリアルな効果
実際に進研ゼミを1年間使ってみて、当時小学2年生だった子どもに現れた効果をご紹介しますね。
九九の定着が早かった
小2の算数の山といえば「九九」です。
我が家では小1の終わりくらいから少しずつ教えていましたが、チャレンジが九九の定着に、拍車をかけてくれたと思っています。
九九関連の付録が充実していました。
- 九九の歌が流れる時計
- 九九のゲーム
- 光を当てたら答えが浮き出るカード
と、子どもが「やってみようかな」と思うものばかりでした。
この結果、クラスで一番初めに九九を覚えて算数に自信が付きました。
漢字の定着が早かった
進研ゼミをすることで、漢字を学習する時間が増えました。
学校で漢字を習う→宿題の漢字ドリルで練習→小テストで確認→進研ゼミのテキストをする→漢字ゲームをする
というように、漢字を学習する回数が増えたので、漢字の定着が早かったように思います。自分は漢字も得意だと思ったようで、今でも得意なままで自信につながっています。
自分で学習計画を立ててやるようになった
はじめたばかりのころは、使い方が分からなかったので、一緒にやっていました。
2年生の後半には、赤ペン先生の提出期限を確認してその日までにテキストが終わるように計画を立ててやるようになりました。
自分で計画を立てて、学習を進めることが身に付きました。
全国テストで自分の位置を知ることが出来きて世界が広がった
年に数回ある全国実力テストで順位が出ることが、娘にはとてもよかったようです。
全国には同じ2年生がたくさんいることや、100点を採れば無条件で1位となることも知ったようです。
競争が好きで、負けず嫌いな娘は「負けたくないから100点とる!」と頑張るきっかけになりました。
父親も子どもの勉強に関わることが出来た
「子どもの勉強にも関わりたい」という思いのある主人でしたので、テキストの丸付けはまかせていました。
平日は、子どもが寝てから帰ってくることがほとんどですが丸付けを主人の担当にすることで子どもに関わるいい機会になりました。
子どもも、お父さんに丸を付けてもらうことを楽しみに頑張っていました。
進研ゼミ小学講座を1年間使ってみての正直な感想をご紹介しました。子どもの性格によっても違ってくることろはありますが、進研ゼミを検討するときの参考にしてください。
進研ゼミ小学講座!タブレットと紙どっちがいい?
進研ゼミ小学講座には、チャレンジタッチというタブレット教材と、紙テキストの教材と2つから選ぶことが出来ます。しかも、料金は同じなんです。どちらがいいか迷いますよね。
ここでは、我が家はどちらを選んだのかと、その理由もご紹介します。
進研ゼミのタブレットと紙テキスト、我が家では
「紙テキスト」を選びました。
紙テキストを選んだ理由
- 幼児期から市販のワークをやっていたので、机に向かって学習する習慣は出来ていた
- 書くことが好きな子だった
- タブレットを何時間も見ていると、目が悪くならないか心配だったから
娘は、紙に鉛筆で書くことが好きな子でした。
幼児期から市販のワークをやっていたこともあり、進研ゼミの紙のテキストでも、抵抗なくやっていけるだろうと思っていました。
集中すると何時間でもワークをやっていたこともあったので、タブレットでの学習は何時間もやっていると目が悪くなるのではないかという心配がありました。
せっかくタブレットで勉強に集中しているのに、「目が悪くなるからちょっと休憩しなさい」と言いたくなかったことも理由にあります。
紙のテキストでの学習なら何時間やっても大丈夫かな、という思いがありました。
このような理由から我が家では「紙のテキスト」にしましたが、正直タブレットもいいなと迷いました。
進研ゼミ小学講座!タブレットについて
タブレットがいいなと思った理由
- ゲーム感覚で取り組めるので、学習を始めるハードルが下がる
- 動画で問題の解説がある
- 漢字の書き順をタブレットがみてくれる
- 丸付けをしてくれる
高学年になり、図形や速さ、割合など複雑な単元を学習するようになると、動画での解説が理解を助けるのに役立つかもしれません。
タブレットはゲーム感覚で勉強を始められることが一番の魅力です。
学習習慣がついていなくて、なかなか勉強を始められない子にはあっているのではないでしょうか。
進研ゼミ小学講座では、
・タブレット→紙テキスト(6ヶ月以上の継続がないとタブレット代39,800円がかかる、キャンペーン時はタブレット代がかからない期間もある)
・紙テキスト→タブレット
へのコース変更は可能となっていますので、始めた後でも子どもに合っていないようならいつでも変更が出来ますよ。
進研ゼミ小学講座まとめ
進研ゼミ小学講座を1年間実際に受講した私が、デメリットとメリット、リアルな感想をご紹介してきました。各見出しごとに要点を簡単にまとめておきますね。
・進研ゼミ小学講座のデメリットメリットは
≪メリット≫
・費用が安い
・学習習慣が身に付く
・子どもが興味を持つ付録がある
・手軽に始めやすい
・家でいつでも学習出来る
≪デメリット≫
・強制力がないので学習が続かない
・問題が簡単すぎる
・ゲームばかりする
・進研ゼミ小学講座2年生を1年間使用したリアルな感想は「受講させてよかった」です。
・教科書の内容に合っていて予習・復習になる
・親に向けた教えるためのポイントが書かれている
・教材を楽しむための工夫がされている
・付録が充実している
・いろいろな学びのきっかけになる「わくわくサイエンス」がおもしろい
・赤ペン先生で100点をもらえると嬉しくてやる気がでていた
・実力テストで全国の順位が出ることが刺激になってよかった
進研ゼミ小学講座2年生を1年間受講した効果は
・九九の定着が早かった
・漢字の定着が早かった
・自分で学習計画を立ててやるようになった
・全国テストで自分の位置を知ることが出来きて世界が広がった
・父親も子どもの勉強に関わることが出来た
・進研ゼミ小学講座でタブレットと紙とどっちがいいのか迷う方もおおいですね。我が家では
「紙テキスト」を選びました。
理由は
・幼児期から市販のワークをやっていたので、机に向かって学習する習慣は出来ていた
・書くことが好きな子だった
・タブレットを何時間も見ていると、目が悪くならないか心配だったから
我が家では進研ゼミを受講してよかったと思っています。遊びながら勉強できるように工夫されあって、よくできた教材だと感じます。
進研ゼミでは1ヶ月だけでも受講できるキャンペーンなどもやっていますので、短期間のお試しもいいかもしれませんね。